【エギング入門】2回しゃくり+6〜10秒フォールで狙うアクションとカラー選び|初秋〜晩秋の実戦メモ

ぐらぱら

ぐらぱら
20代
社会人3年目
大学時代に大阪で友人に釣りに誘われたことをきっかけに釣りを一人でもするように。
社会人になって滋賀に移住。ほぼ毎週末海に出かけています。
購入したロッドなどの釣り具のインプレを中心に書いてます。

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一度跳ね上がったエギが闇の海へと退いていく。

さながら照明の端で踊る役者のように・・・

ダートした後の沈黙。

それに人はただ魅入る。

ラインがじわじわと吸い込まれていく様を、味わうのだ。

皆さんお疲れ様です~

今回はエギングの基本をまとめようの回です。

自分のエギングを振り返って「こんなスタイルでやってるな~」って感じのところをまとめていきます。

初めてじゃないけど、そろそろ自分のスタイルを決めたい人向けの内容です。一緒にスタイルを決めちゃいましょう。

エギングの超ざっくり基本(30秒で振り返り)

細かい話に入る前に、まずは共通言語だけ軽くそろえておきます。

  • 使うのはエギ(3〜3.5号が基本)
  • キャスト → 着底 or 中層まで沈める
  • ロッドでシャクってエギを跳ね上げる
  • そのあとフォール(沈めながら見せる時間)で抱かせる

というサイクル自体は、どの解説を見てもほぼ共通です。

3.5号エギのノーマルタイプだと、沈下速度は「約3秒で1m」がひとつの目安として紹介されることが多いです。

この「3秒/m」を基準に、

  • 2段シャクリでだいたい1.5mくらい持ち上げる
  • そこから数秒フォールさせる

というリズムが、教科書的なパターンですね。

ここから先は、この“基礎の上に”自分なりに足したり削ったりしている部分の話です。


基本アクションスタイル

2回しゃくり+6〜10秒フォールを選んでいる理由

自分の基本パターンはシンプルで、ずっとこれです。

2回しゃくり(2段シャクリ)+6〜10秒フォール

一般的な解説だと、3.5号で「3秒/m」を基準にして、3〜5秒のフォールを推すものが多いです。

それに対して自分は、

  • 浅場でも 最低6秒
  • 深め/渋めのときは 8〜10秒

までフォールに時間を使うことが多いです。

3.5号・3秒/mのエギだと仮定すると、

  • 6秒フォール:だいたい2m分
  • 10秒フォール:だいたい3m分

くらい“見せる時間”を取っている計算になります。

フォール時間を長めに取るメリット・デメリット

メリット

  • エギがふわっと落ちていく時間が長いので、ついてきたイカが抱きに来るチャンスが増える
  • 水深のあるポイントや、晩秋〜冬寄りの“レンジが深いシーズン”に対応しやすい
  • 「今どのくらいのレンジを通しているか」を、カウントでイメージしやすい

デメリット

  • カウントを長く取る分、テンポは遅くなる(広範囲をサーチする力は少し落ちる)
  • 風が強い日や潮が速い日だと、フォール中にラインがふけやすいので、ラインメンディングの意識が必要

ざっくり言うと、

「広く・早く探るゲーム」より
「レンジを決め打ちして“見せて抱かせる”ゲーム」

をやりたいので、6〜10秒フォールを基準にしています。


カラー選びのセオリー(潮色・光量ベース)

次はカラーの話です。
世の中にカラーの解説は山ほどありますが、だいたい共通しているのはこの2軸です。

  1. 「潮の色」に合わせる
    • 濁り気味:オレンジ・ピンクなど「はっきり見える派手系」
    • 澄み潮:ブルー・ブラウンなど、ベイトや底物に近いナチュラル系
  2. 「光の量」と「下地テープ」で考える
    • 光量が多い:金テープ・ホロなどフラッシング強め
    • 光量が少ない:赤テープ・暗色系、場合によってはグロー(夜光)

特に赤テープは、

  • 光量の少ない場面でもシルエットが出やすい
  • 夜、深場、澄み潮、曇り、夕まずめなど、“暗め条件”に強い
    とされていて、昔から「漁師カラー」として信頼されているという解説もあります。

このあたりの“教科書部分”を押さえたうえで、自分の実戦ではどう組み立てているかを次で書きます。


カラー選びルール(初秋〜晩秋)

初秋デイゲーム(ピンク+ホロ系がスタメン)

秋の序盤で、デイゲーム中心にやるときのスタートはだいたいこんな感じです。

  • メイン:ピンク背+ホロ系の下地
  • サブ:赤テープ系

理由はシンプルで、

  • 日中の強い光でもホロ下地がよくフラッシュしてくれて、広く探る“パイロットカラー”として使いやすい
  • ピンクは濁り〜普通くらいの潮色で視認性も高く、追ってくるイカも目で見つけやすい

というところです。

そこから、

  • 思ったより澄んでいる → ホロでもギラギラしすぎる → 金テープ/ナチュラル系に落とす
  • 思ったより濁っている/曇って暗い → 赤テープにローテーションしてシルエット重視

という順番で色を落としていくイメージです。

晩秋〜光量が落ちてくる季節(赤テープ中心+パープル+グロー)

晩秋に入ってくると、日が短くなり:

  • 釣りをしている時間帯の光の量がそもそも少なめ
  • 水温も下がって、レンジも少し深めになりがち

という状況が増えます。

このタイミングでは、

  • 赤テープを中心にローテーション
  • そこに
    • パープル(暗色寄り・スレたイカ向け)
    • グロー(夕まずめ〜ナイト寄り/濁りが入ったときの押し)

を混ぜることが多いです。

セオリー的にも、
光が届きにくい深場や、外灯のない夜・夕まずめでは赤テープ+グロー系が強い場面が多いとされているので、晩秋の実感とはけっこう噛み合っています。


失敗パターンと“こう変える”調整例

せっかくなので、よくやらかすパターンも正直に書いておきます。

ケース1:ピンク+ホロでチェイスはあるのに抱かない

  • 初秋のデイゲーム、ピンクホロでイカがついては来る
  • でも足もとまで来て、Uターンしてしまう

こういうときは、

  1. アクションを弱く/浅くする
    • 2段シャクリをやめて、1回だけの小さめジャーク
    • フォールを6秒→8秒に伸ばして“見せる時間”を増やす
  2. それでもダメなら色を一段落とす
    • ピンクホロ → 赤テープ/パープル系へ

「追うけど抱かない」は、だいたい “強すぎる or 目立ちすぎる” ときが多い印象なので、
アクションかカラー、どちらか一方をまず落としてみます。

ケース2:赤テープ+グローでも無反応

  • 晩秋・夕まずめ、赤テープ+グローで何も起きない
  • 触りもなく、ラインも一切動かない

こんなときは、逆に

  • 明るめ/シルエット弱めの色に一度戻す(ピンク、オレンジ)
  • 水深を変える(フォール時間を2〜3秒短くしてみる or 伸ばしてみる)

という方向で調整します。

イカのコンディションによっては、
「暗い色+グローでガッツリアピールすると逆に嫌がる」日もあるので、
“暗いから暗い色”を信じすぎないのも大事かなと感じています。


実際に使っているタックル

最後に、実際にこのアクションとカラーを組み合わせているタックルの話を少しだけ。

  • ロッド
    • 9ft前後のエギングロッド(例:セフィアBB 89Mなど)
    • 堤防〜サーフで2段シャクリ+長めフォールをやりやすい長さとパワー
  • ライン
    • PE0.6〜0.8号をメイン
    • 高耐摩耗系や高比重PEは、「風の強い日」「ディープをじっくり攻めたい日」に出番多め
  • エギ
    • 3〜3.5号のノーマルタイプを基準
    • シャロー/ディープは、沈下速度をずらしたいときだけ投入

このあたりのタックル詳細や、
実際に投げているロッド・ラインのインプレは、別の記事でがっつり書いてます。

エギのフォールについてはこちらの記事で触れてます。

自分の使ってるエギングロッドはこちらの記事で紹介してます。


まとめ

  • アクションは2回しゃくり+6〜10秒フォール。一般的な3〜5秒フォールより少し長めに“見せる時間”を取りたいスタイル。
  • カラーは初秋のデイ=ピンク+ホロ、晩秋=赤テープ+パープル+グローを軸に、潮色と光量で上下させる運用。
  • 世の中のセオリー(3.5号で約3秒/m、光量とテープ色の関係)をベースにしつつ、自分の体感に合わせてフォール時間と色の切り替えラインを決めている。

こんな感じで、「エギングの基礎」と「自分のやり方」の中間くらいを目指してまとめてみました。
あとはここに、実際の釣果写真やタックルインプレへのリンクを足していけば、ハブ記事としては十分形になると思います。

今回はこの辺で。お疲れ様でしたー。

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